令和元年6月例会

  • 2019.06.12 Wednesday
  • 00:13

 

今月は経絡変動班の森下翔太新班長からコメントをいただきました。 
 
「こんにちは。今年度から研究部の経絡変動班の新部長になりました森下です。
経絡変動班の部長として今年度はまず1つの研究目標を突き詰め、それを形にするという事を第一に研究を行なっています。
現在は足の指を一本ずつ他動的に屈曲させた時の感覚が一致するように班員全員で感覚を照らし合わせたり、証や適応側の違いなどで起こる足趾の動きの変化を観察したりと地道にデータ収集をしています。一歩進んだかと思えばやっぱり進んでいないかと感じたり一喜一憂ありますが、来年の発表時には納得のいく研究発表ができるようにこれからも頑張っていこうと思います。
そして一緒に研究して下さる先生方に感謝です。」
 
(あきもと)

2019年5月例会

  • 2019.06.04 Tuesday
  • 12:41

こんにちは、研究部の佐野です。
遅くなりましたが5月例会の活動レポートです。


経絡変動班は午前に今後の方針についての会議と足指のMP・IP(PIP・DIP)の動かし方と評価のすり合わせ、
午後は午前実技の続きをしてから患者を変え小里方式を行いました。


腹診班は午前に先月行われた合同勉強会での感想や疑問についてや今後の研究のテーマや進め方についての話し合いと腹診の感覚の確認、
午後は腹診をして第三層の表現のすり合わせと小里方式を行いました。


新年度の研究の目標や進め方が定まってきましたが、まずは班の中での感覚や表現の共有をしっかりとしていきたいです。


今後、患者役の交換など班に関わらず研究部内での交流を増やしていければ考えています。

4月例会 指導部・研究部合同勉強会(腹診班)

  • 2019.05.08 Wednesday
  • 01:12

 

研究部腹診班の安井です。

大変、遅くなりましたが4月例会で行われた「指導部・研究部合同勉強会」での模様を皆様と共有したいと思います。

 

当日は、研究部員がホスト役になり指導部の先生方と一年間研究した結果を共有する形で行われました。

腹診班・経絡変動班がそれぞれ3班づつに分かれ実技形式でそれぞれの研究成果を検証しました。

 

腹診班は小里方式で、被験者、術者、検脉者を立て研究部員のガイドに従って実技を行いました。

以下に、当日使用したレジュメを添付します。

 

【実技の進め方】

“紐笋蠅瓦箸某聞毀髻文Φ翩堯法記録者(研究部)、モデル患者、刺鍼者、検脈者を決定する。

∩完が望聞問切で証決定を行う。

証決定の際の腹診時の腹証をそれぞれ述べ合い、記録者が記録する。

た聞毀鬚腹証を三層腹診の定義で分類して、言葉の定義を確認する。

ジ斥佞猟蟲舛飽磴Δ發里あれば、実際にどのような状態なのか確認して共有する。

刺鍼者が一本刺鍼して、刺鍼後の腹証の変化を診所毎に確認する。

  

指導講師に伺いたい事

‐攘萃蟷に重視する腹診時の腹証は何ですか?

◆屬兇蕕弔」という表現は「乾燥」「水分が多く引っかかる」「腠理(毛穴)の凸凹」「その他」の表現の内どの表現で表わされますか

「硬軟」と「弾力」「抵抗感」の表現は同じ定義の現象を表しますか、違う定義の現象ですか?違うのであれば、定義の違いは具体的にどう表現されますか?

 

今年度研究発表の要点 

複数の者が腹診時の情報を共有しようとする際、同じ表現であっても違う現象をそれぞれ認識している場合がある。

以上のような流れで実技が進められました。

得られたデータは、現在集計中で、これを分析することにより、

 

(⊃任脳攘萃蠅垢觝檗⊇纏襪垢襪里呂匹諒⊂擇覆里。

各個人の腹診時の傾向(手癖)

 

が分かると考えています。

 

今年度の腹診班は、三層腹診という診方で腹診を捉えるよう試みました。

 

三層腹診とは・・・

第一層:表面の変化を読み取る。

虚:腠理が開き水気が表面に出てべたつき、つるつるとする。

虚の状態が長く続いた場合:乾いてザラザラとする。

実:腠理が閉じ水気が表面から無くなりサラサラとする。

実が強い場合:腠理が閉じすぎてザラザラとする。

 

第二層:皮膚のガワの変化を読み取る。

個々の場所で円を描くように指を動かし、皮膚の動きを確認する。

 縦や横など皮膚が動く方向が分かればその方向にどの程度動くか確認する。

 虚:皮膚と肉が別々に動く。

実:皮膚と肉が一体になりあまり動かない。

 皮膚をつまんでみる。

 虚:つまめる。

 実:つまめない。

 

第三層:皮下組織から筋層、までの変化を読み取る。

力を抜き手の重みだけで弾力を診る。押して肌肉の硬さを診る。

虚:柔らかい。

皮膚表面が張っていて硬くても押し込むとスカスカで抵抗がない場合もある。

実:硬い。

 

という形で腹診を捉える方法論です。

 

皆さんの結果をザっと目を通してみた感じでは、三層全てを観察している方は一部で多くの皆さんは三層の内の1〜2層のデータを読み取る傾向が強い様に感じました。

 

ところが、実技班でご一緒させていただいた宮脇先生は、1〜3層全てを一つの動作の中で観察されていて大変、勉強になりました。

個人的に観察しえた内容ですが、具体的には、極軽いタッチでお腹に触れそのまま第一層のザラツキを観察し、そのまま徐々にタッチを沈めながら第二層のガワの変化を捉え、更に沈め第三層の弾力を観察しておられました。

極短時間で必要な情報を的確に捉えることが出来るので、とても実戦的な方法だと感じました。

現在臨床で追試しながらモノに出来ないか練習しております。

 

皆さんの臨床の参考になれば幸いです。

 

平成31年3月例会 研究部発表

  • 2019.03.25 Monday
  • 01:10
 
3月は恒例の研究部発表です。
 
平成23年の発表までは、高等部以上講義の1コマで行っておりましたが、平成24年の発表では3班体制になり、それ以降、発表も講義2コマ分の時間で行って参りました。今年度は久しぶりに講義1コマ(45分間)での発表です。というのも、腹診班が新規立ち上げ、経絡変動班も事実上イチから出直しの状態、十分な発表が難しいということで時間を減らしていただきました。
 
最初に経絡変動班の10分。
堀田班長より「足の指の開き・他動痛と適応側や経絡変動の関連」と題して発表。
 
続いて腹診班「腹診の研究」は15分間の発表。
班長経験が研究部で最多の安井班長によります。
森井先生の三層腹診の考えを踏まえての取り組みでした。
 
最後に三好先生から「結果でてなくても勉強になる。本治の後どう変化するのか確認するのが大事。etc.」続いて古野先生から「教えてもらうだけでは発展性無い。湧いてくる疑問を持って会に来る。何するにも観察。etc.」とご講評いただき、無事終了しました。
 
発表には結構なエネルギーを要します。頭の中で思っていることを具体的な形に提示しようとすると意外と簡単ではありません。でも、相手にできるだけ伝わるようにしようとする過程で、自分の思い込みに気づかされたり、メンバー間の認識の相違が出てきたりしながら、考えの整理と統合が進んでゆきます。
 
毎年出てくる課題と反省。
さて、次年度はどうしましょうか。
 
迷いと意欲と不安と期待。
色んな考えを持ち寄って新年度に臨みます。
また新年度も楽しく真摯に取り組みたいですね。
 
(あきもと)