研究部への移籍/お試し参加について(平成30年度)

  • 2018.04.16 Monday
  • 22:42

研究部は6月までお試し期間を設けています。

お試しには2つの仕組みがあります。

以下の「移籍」「見学」どちらを選んでも構いません。


●移籍

・研究部に移籍すると、午前講義の2コマ目と治験発表の時間と午後実技のすべての時間、研究部に参加となります。(会全体で講義などがある場合は除く)

・研究部ー研修部間の移籍を希望する場合、実技班割の都合上、例会の一週間前までに学術部へ申し出てください(神開・浅井・秋元)

・3月例会で研究部参加の申し出をされた方は一旦移籍したものとして扱います。

・移籍を元に戻したい場合は7月例会の一週間前までに申し出てください。

申し出がなければ7月〜3月まで所属を変更できません。


●見学

・4月〜6月の間、午前講義2コマ目と治験発表の時間だけ研究部の見学ができます。午後の実技は研修部で受けてください。

・午前スケジュールの片方だけ研究部見学ということも可。ただし、出入りは講義の切れ目のみで途中の出入りは禁止です。

・申し出は不要。

・何度見学しても、6月例会までに研究部への移籍申し出がない場合、3月まで研修部のままとなります。


※補足

3月に参加申し出をしたが午前の見学だけにしたいという場合は、研修部に戻ると学術部に申し出てください。

午後は研修部で実技を受けていただきますが、6月まで午前の見学は自由です。


〇アドバンス勉強会参加資格

研究部員にはアドバンス勉強会の参加資格があります。

本来アドバンス勉強会に参加するには会務を手伝う意思がある上で

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⊃緲吠拔会50%以上参加

M事会での承認

という3条件が求められていますが、研究部員である間は前記の3条件をクリアしていなくても参加が認められています。

研修部に戻ると参加資格も元に戻ります。

研究部に移籍され、アドバンス勉強会に参加したい方は秋元まで一言お願いします。


過去の刺鍼班と現在の刺鍼班・拾遺〜進化する中野先生のメソッド2

  • 2018.04.09 Monday
  • 12:00

※本連載は筆者Hiro.Simizの個人的な思考実験です。各関係者の実際の思いとは異なる場合があります。

 

 久しぶりに研究部ブログのこのシリーズを書こうと考えた理由は、補法の手技において中野支部長からある重要な示唆があったからです。

 それは、平成29年度・研究部発表の刺鍼班への講評において示された見解でした。遠心性の脉(拡がって幅のある脉)に対しては脉を締めても良いが、求心性の脉(細く締まった脉)に対しては脉を締めてはならないとのことでした。なお、細く締まった脉にも2種類あり、1つ目は細く弱い陽虚の脉、2つ目は細く硬い陰実の脉ということです。2つ目の細く硬い脉に対しては毫鍼での対応が可能で、鍼を寝かせてて接触させ、左右圧をかけず抜鍼すれば良いとのことです。当然これには、脉を締めない補法の後、陰実に対する瀉法か和法、あるいは陽経からの輸瀉が必要となります。また1つ目の細く弱い脉に対しては鍉鍼を用いるのが適当のようです。この手技の使い分けは考えてみればごく当たり前のことなのですが、当連載では、メソッドF(福島)は脉の細い人に対して脉幅を出す手技、メソッドY(柳下)は脉の開いた人に対して脉を締める手技だと定義しましたので、誤解が生じてはいけないと思い、追加の章を書かせていただきます。

 補法手技と脉状との関わりを述べるに当たって、脉状については関西支部機関誌「メリディアン」50号・51号に収められた「脉状班3.0」を読んでいただくのが最も早く解りやすいと思われますが、一応説明しておきますと、「脉の開き」においては東京本部と関西支部との間に認識の違いがあり、関西支部では脉本来の幅(直径)と脈拍の振動によるブレ・ぼやけ部分との差が「開き」だと言ってきたのに対し、東京本部では脉本来の直径もブレの部分も合わせて脉幅と呼び、その脉幅全体が拡がった脉を「開いた脉」と呼んできたわけです。ゆえに、東京本部では陰虚証の脉は締めれば締めるほど良いとしてきましたし、関西支部では脉の直径(脉幅)を維持しつつブレの部分だけを少なく且つ脉の表面(ガワ)が滑らかになることを「脉が締まる」と呼んできたわけです。つまり「脉の締まり」の定義が東京本部と関西支部とでは全く違っていたのです。

 このことを本連載で語ってきた内容と関連付けるなら、関西支部で一般化していたメソッドFを研究課題としてきた刺鍼班の当初の目的は「脉幅ドカン!」状態を作り出すことだったことが挙げられます。開いた脉の最表層を締めながら直径に関しては幅を出す(=ブレを少なくする)という従来の関西支部の方法(メソッドF)は、脉幅ドカン!でありながら締まった脉を目指すということでした。つまりメソッドFは脉を締める手技に当たるわけです。これに対して、平成26年の研究で取り上げた故・柳下登志夫先生の手技=メソッドYは、「脉は細く締めれば締めるほど良い」とされていた東京本部の手技ですが、本来メソッドYは脉の細い気の病の人や、気虚・陽虚、虚体の人に適合すると考えられますので、締めすぎてはいけないはずです。事実メソッドYの手技は、左右圧は鍼の存在感が判る程度とし、刺し手の接近法も鍼を寝かす方が行いやすいものであり、つまり脉を締めすぎない手技なのです。故にこれは、脉のブレの部分は締めるけれど、元々細めの脉幅は出来るだけ保つという手技なのです。

 要するに、脉状に合わせて脉を締める手技or締めない手技を使い分ける問題は、東京本部と関西支部との間の脉幅と締まりにおける見解の相違を補正すれば、矛盾は無くなる程度の問題だったのです。陽実から陰虚までの遠心性に拡がった脉にはメソッドF、陽虚や陰実の求心性で細い脉にはメソッドYを、飽くまでも程度に応じて使い分けるのが良く、細い脉の中でも弱い脉には鍉鍼による補法、硬い脉には毫鍼の操作方法で対応するということになろうかと思われます。

 ついでに細く弱い脉の患者に対する鍉鍼の使い方についても考察を加えておきましょう。研究部鍉鍼班の結果からも分かる通り、鍉鍼使いにも種類があります。鍉鍼の丸い側の先を穴所(皮膚面)に着けて補うと脉が開き、穴所に着けず2〜3mm上空に留めて補うと脉がより締まるわけです。この脉が締まる上空2〜3mmの部分を鍉鍼班では「気の交流膜」と呼び、交流膜を超えて鍼を進め、限界領域である「気の抵抗膜」を突破すると脉が開いてきます。気虚・陽虚・虚体患者にも程度の差があり、虚性の程度が強ければ脉は締めてはならず、従って鍉鍼の先を着けた方がよく、程度が弱ければ脉は多少は締めてよく、従って鍉鍼の先は着ける必要性は特に無いということです。

 以上をスペクトラムに表すと、陽実:毫鍼(メソッドF・左右圧100〜80)、陰虚:毫鍼(メソッドF or メソッドY・左右圧80〜50)、陰実:毫鍼(メソッドF or メソッドY・左右圧70〜30)、陽虚:(メソッドY・左右圧30〜鍉鍼・浮〜鍉鍼・着)ということになるでしょうか。            Hiro.Simiz

 

平成30年3月例会

  • 2018.03.24 Saturday
  • 22:48

3月例会は恒例の研究部発表でした。

聞き手は高等部以上の方。


発表は

・刺鍼班『刺鍼時における角度の研究』 福西克信 班長

・経絡変動班『変動経絡と反応点』 堀田周吾 班長

の2題。


司会は上田展弘さんです。


刺鍼班の発表は、季節によって刺鍼に適した角度が変わるということを検証したものです。先達の先生方や古典からこのような知識を得ていたとしても、実際に検証してみて確かにそうなんだと確認できたところに価値があると思います。

何より、班に参加された皆さんが臨床の場でその価値を実感してゆかれるのではないでしょうか。


経絡変動班は、本田先生から教わった手法の要点を動画も用いて紹介し、班員が反応点の所見を捉えようと試みた様子を発表するというものでした。経絡の変動を捉える為に、「しっかり触れる」「動かす」という比較的分かりやすい観察方法を用います。教わり始めて1年未満。掴みつつあるものの、まだまだこれから。教わった班員の今後の取り組み次第ですね。


4月から新年度です。

安井さんの呼びかけで、刺鍼班のメンバーを主体に新たに腹診班が立ち上げになる予定です。

経絡変動班は直接指導して下さる本田先生がおられない中でどのように進めるのか?4月から改めて検討ですね。元々研究部って指導の先生がおられませんから、本来の形になる訳ですが、また違った気づきがあるのではないかと思います。


(あきもと)

研究部について

  • 2018.03.16 Friday
  • 19:15

(固定記事)

●概要

東洋はり医学会関西(支部)の研究部には、入会4年以上すなわち研修部1年の在籍を経た人が所属することができます。希望者のみで構成され、自分達で定めたテーマについて研究する過程で研鑚を重ねるところです。基本的には指導の先生はつかず、研究部員だけで運営されます。

 

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